コンバージョン率UPのテクニックとして、【希望者が好む情報を与えて想像力を掻き立てる】という方法があります。いわゆる、「AIDMA」や「マズローの5段階欲求説」などのテクニックを駆使してコンテンツを作り上げていくことができれば、非常に効率よくコンバージョン率UPを実現できます。
WEBコンテンツを作成する段階では、まず「誰に売りたいのか」を決めます。性別、年齢、職業などのターゲットを絞り込み、ターゲットに対して最も効果的な訴求方法が何なのかを追求していくことが大切です。たとえば、「ゲーム」というコンセプトに基づいたサービスを販売する際、「攻略本を買って攻略する方法が最も良い」とセールスするとなると、攻略本を気軽に購入できる経済力が必要です。
もちろん、攻略本自体はそれほど高価なものではないので、ほとんど誰でも気軽に購入できると言っても良いでしょう。しかし、プレイヤーによっては「攻略法を自分で見つけたい」と思っている人もいるため、むやみやたらに「攻略本を買った方が良い」とアピールしても効果は期待できません。
そこで、「効率よくシナリオを進めたい人は攻略本がおすすめ」「やり込みコンテンツをコンプリートするためには攻略本が効果的」などとキャッチフレーズを用いてセールスを行うと、ターゲットとなる対象を絞り込むことができます。すでにターゲットが絞り込まれている状態であれば、コンテンツに訪問する人は【少なくとも攻略本に興味がある人】なので、コンバージョン率UPの期待が高まります。
また、セールスポイントを訴求する時には、最終的に「このサービスを購入することによって自身（顧客）の求める結果が得られる」という状態を明確に訴求することが必要です。抽象的、漠然とした内容でセールスを行ってもコンバージョンにつながる可能性は低く、求める結果を得られる可能性は低いですが、順序立てて顧客のニーズを刺激するようなセールスを行うことによって、購買意欲を高めることができます。
想定される状況（どうしてもクリアできないコンテンツがある、効率良く強くなりたいなど）を提起し、その問題を解決するためのヒントを与え、それを達成することで得られる結果（満足感を感じられる）ということを順に訴求していくと、購入者は「このサービスを購入する意味がある」と考える様になります。これは誰にでも簡単にできることですが、意識的に行うことができるかどうかが問題です。