初めて訪問したWEBサイトを開いた時、まず最初に「見づらいWEBサイトだ」と感じたとすると、以降は積極的にコンテンツを利用しようと思うことは減ってしまいます。もし仮に、非常に見づらいデザインのWEBサイトだったとしても、そこにあるコンテンツが非常に優秀なものだったとすれば、「我慢をして」利用する人はいるでしょう。しかし、デザインもコンテンツも十分なクオリティではなかったとすれば、その状態で期待する成果を上げることは困難です。
逆に、コンテンツ自体の質はそれほど高いものではなかったとしても、見やすく使いやすいWEBサイトだったとすれば、継続的にコンテンツを利用してもらえる可能性があります。多くのユーザーのニーズにマッチしているコンテンツを配信し続けているWEBサイト、唯一無二のコンテンツを配信しているWEBサイトなどは、ユーザビリティの改善など考えなくとも、常に一定の需要を維持し続けることもできます。
ただし、それはあくまでも「付加価値」があるためです。もし、もっと良いWEBサイトだと感じるものが見つかったとすれば、利用者の多くはすぐにそちらに移ってしまいます。中には、慣れ親しんだWEBサイトだという理由で使い続けてくれる人もいるでしょうが、顧客としての絶対数を唯一無二の存在だった時と同じ水準で維持し続けることはほぼ不可能です。
つまり、コンバージョン率UPを実現するためには、常にユーザーが求めているコンテンツを配信し続けることが必要だということです。また、多くのユーザーが「使いやすい」「見やすい」と感じることができるサイトデザインを構築していくことも必要で、常にたゆまぬ努力をしてユーザーのニーズに応えようとしているWEBサイト、コンテンツだけが期待するようなコンバージョン率UPを実現できます。
コンバージョン率UPを目的としてランディングページのサイトデザインを考えるときには、「購買心理」を意識してマッピングしていく方法がおすすめです。たとえば、消費者が購買行動を起こすためのプロセスのうち、まず必要なことは「商品の認知」です。商品を認知したことで「興味」が湧き、興味によって商品のことを調べる様になり「欲しい」と感じる様になります。
欲しいと感じるようになると、最終的に自分がその商品を手に入れた時にどのような変化が起こるのかを「想像」し、その想像で期待するだけの満足を得られそうだと思えば「購入」に至ります。