コンバージョン率UPのためにやるべきことというと、山のようにあります。ユーザーの検索意図を読み取り、自社サイトにランディングした後に、コンバージョンに至ってもらうには、どこをどう手直しすべきなのか。一番最初にやるべきことは、各フェーズにおけるユーザーの行動を分解することと、サイト上の各パーツを分解することです。ユーザー側でいえば、検索のきっかけはなんだったのかを知り、実際に使用するキーワードはなにか、そして、どういう商品・サービスであったら買うのかを知ることなどです。サイト側でいえば、トップページ1つをとっても、ヘッダーは今のままでよいのか、サイトの構成はどうか、セールスコピーはこれでよいのかなど。1つ1つを丁寧に分解し、検討することが大切です。それぞれが有効に機能しているのかは、実際のコンバージョン率やアクセス解析などを参考に計測、検証していきます。
問題点を細分化していくと、却ってどこから手を付けたらいいものか分からなくなることもあります。コンバージョン率UPのために、重要度の高い項目というと、キーワードマッチの検討です。ここでキーワードマッチとは、ユーザーの検索意図とランディングページとがきちんと一致しているかを意味しています。どんなに良い商品、良いページであっても、ユーザーの求めているものでなければ、買われません。アクセス解析を導入しているのなら、アクセス解析をみて、直帰率や平均サイト滞在時間はどうなっているかを計測しましょう。また、流入の多いキーワードでの検索結果はどうなっているかを見てみるのも、大変参考になります。基本的に、ユーザーの求めている情報が検索結果上位にきていることが多いからです。
しかし、そうはいっても、こうしたことを行うことでコンバージョン率UPを、誰でも簡単に果たせるわけではありません。もしランディングページ製作会社に依頼するとしたら、実際のページ製作だけではなく、集客にも精通している会社がよいです。つまり、アクセスからセールスまで、トータルで診断、コンサルティングできる会社がよいです。単にこんなに見栄えのするサイトを作ったことがあります、と謳っている会社は避けておいた方が無難です。扱っている商品・サービスについてきちんとヒアリングをし、現在の集客状況はどうなっているか、そして、成果はどうなっているかなど、一連の流れをしっかりと分析できる会社がおすすめです。