コンバージョン率UPには「サイトの編成」が大きく関係する

WEBコンテンツを運営している人にとっては、たとえばそのコンテンツが趣味でおこなっていることだったとしても、「収益を得たい」と思っていることは少なくありません。もちろん、WEBコンテンツを運営する目的は必ずしも利益である必要はないので、まったく利益を無視して運営をしていたとしても、それはそれで不思議ではないです。

しかし、少なくとも「利益を得たい」と思っているのであれば、必要最低限度の知識や技術は身に付けておくことが必要です。たとえば、「どうすればサイトのアクセス数がアップするのか」「どうすればコンバージョン率UPを実現できるのか」といった点に関しては、ビジネスを目的としてWEBコンテンツを運営している人でなくとも非常に大切なことです。

WEBコンテンツで収益を上げるためには、基本的に【多くの人をランディングページに集客すること】が最大のポイントです。月間10人にしか見られない(PV/ページビュー)コンテンツよりも100人に見られるコンテンツ、1000人に見られるコンテンツの方が収益を上げやすいのは火を見るよりも明らかなので、【どうやって集客力を高めるのか】がコンバージョン率UPの第一歩です。

「1人でも多くの集客ができるコンテンツとは何か」「どうすれば読者に好まれるコンテンツになるのか」を考え、それを実現するためのアプローチをしていくことになりますが、この段階で大切なことは【メインターゲットの設定】です。

女性向けのファッションをテーマにしたコンテンツを運営しているからと言って、必ずしも女性からニーズを集められるとは限りません。むしろ、コンテンツの内容次第では【男性からのニーズに対して応えやすい場合】もあります。このような場合、「想定していたターゲットとコンテンツのベクトルがズレている」といえ、適切なターゲットに照準を合わせ直す必要があります。

また、サービスを訴求するセールストークの方法にもポイントがあります。「AIDMA」と言えば知る人ぞ知る販売テクニックの一つですが、これは「段階的にセールスをおこなうことによって、より明確に商品を訴求できる」という結果を得やすくなります。つまり、コンバージョン率UPを実現しやすいということです。

より多くの人に訪問してもらうためには、サイト自体の認知度を高めることも必要です。しかし、単に広く知ってもらうことを目標にするのではなく、【的確に顧客になり得るニーズに対して訴求する】ということを意識しましょう。

コンバージョン率UPのポイントは「消費者目線」

コンバージョン率UPの実現は、WEBコンテンツを運営していく上で非常に重要です。いわゆる「趣味ブログ」や「備忘録」としてインターネットコンテンツを活用しているだけならまだしも、それを誰が閲覧できる状態にしているのであれば、WEBサイトをきっかけとしたビジネスを検討するのが必然です。

と言っても、ネットビジネスを行っている人の大半が感じる「コンバージョン率UPの難しさ」は、一朝一夕に改善することは困難です。しっかりと基本的な部分を作り上げていくことによって成せることなので、最低限度の知識で良いので勉強しておいた方が賢明です。

そもそもコンバージョン率UPのポイントとなるのは、「来客者に対して効果的なセールスプロモーションを行うことができるのか」にかかっています。たとえば、何かしらの商品(物品)を販売するためのコンテンツを運営している場合であれば、ただ単に商品の良さ(メリット)をアピールするだけでは効果はあまり期待できません。

需要なことは、「来客者(消費者)にとって明確なベネフィット(利益)を訴求すること」です。先に挙げた状況で言えば、売りたい商品の「安い」「スゴイ」「使いやすい」などのメリットをアピールするだけでなく、「時短の結果遊びに行ける」「簡単に使えるので誰でもきれいになれる」などのベネフィットを訴求することが重要だということです。

消費者が自分でその商品を購入した後、実際にその商品を使用している状況を想像できるようにエスコートを意識することが大切です。その結果、最終的にどのような満足(結果)を得られるのかを明確に訴求できれば、それが消費者の購買意欲につながっていきます。

物販系のWEBコンテンツでよくある手法は、「レビュー形式で商品を紹介する」というものです。いわゆる「使ってみた」と呼ばれるジャンルでコンテンツを作成していくメリットは、商品自体の紹介とメリットの訴求が容易になる点です。また、「実際に使用した」という体で内容が進展していくため、良い結果が得られたというベネフィットを具体的にアピールしやすい点も特徴です。

ただし、レビューコンテンツは大量のレビュー記事が必要になるので、それを集めることが難しいといったデメリットもあります。大変ながらもしっかりとレビュー記事を作成することができると、それを見た消費者が具体的な将来を想像しやすくなることにより、コンバージョン率UPが期待できます。

コンバージョン率UPには魅力を伝えるサイトへの改善を

コンバージョン率とは、たとえば広告などからユーザがWebサイトにアクセスしたとして、それが例えば購買であるとか、会員登録であるとか、資料請求や、何らかのサービスへの申し込みなど、といった、コンバージョンと呼ばれる行為にユーザを導けた確率を指します。
具体的に何をコンバージョンにするかはサイトによって違います。たとえば有料の会員登録をしてもらいたいサイトではコンバージョンは一時的に無料であるが後に有料になるサービスへの会員登録である、というふうにされることもあるでしょう。ショップページであれば、まさに商品購入などがコンバージョンとされることが多いのではないかと思います。
さて、このコンバージョンを評価する値の一つであるコンバージョン率とは、だいたい数値的には、そのサイトでコンバージョンであるとされた行為を行ったユーザ数を、サイトに訪問したユーザの数で割ったような値になります。
こういった算出方法からも分かるように、コンバージョン率は、即ちどれだけ効率的にユーザをコンバージョンに持っていけたかを示すことになりますから、コンバージョン率UPは、サイトへのアクセスアップとはまた別に、目指すべき目標になりえます。
例えば1000人アクセスして100人コンバージョンに辿り着くような、10%のコンバージョン率があるサイトがあったとして、200人のコンバージョンをコンバージョン率UPなしになしとげるには2000人のアクセスがいりますが、コンバージョン率UPをなしとげ、コンバージョン率を20%にすれば、1000人のアクセスのままでも200人分のコンバージョンが見込めます。これは極端な例ですが、つまりはそのように、重要な指標であるといえましょう。
さてこのコンバージョン率UPには、コンバージョンによりユーザに与えられるサービスの魅力を伝えられるように、Webサイトを改善するのが大事です。例えばデザイン的には、プッシュしたいサービスを目立たせて魅力を感じさせるようにするとか、魅力を感じさせるために強調したい部分を、色をうまい具合に変更して変えるなどというものがあります。商品や、コンバージョンとして扱うからには、そのコンバージョンを設定するユーザへの利点、つまり魅力があると、提供する側は考えています。つまりそこをうまいこと表し、ユーザに見せて、コンバージョンにいたるまでの動機を与えられるようにすることで、コンバージョン率UPを狙うわけです。

トップページの質を高めてコンバージョン率UP

コンバージョン率とは、日本語でいえば達成率となり、インプットがどれだけのアウトプットに繋がったかを知るための指標です。WEBマーケティングに於いては、商品の注文をはじめとして、資料の請求や問い合わせなど、ユーザーのアクション数が重要になります。コンバージョン率UPのためには、様々な前提条件を揃える必要がありますが、サイト内部の条件に加えて、外部条件も重要なファクターとなります。即ち、自社サイトのトップページをユーザーに分かりやすくアピールするとともに、新規のターゲット層を開拓することが大切だということです。自社の商品やサービスの熱心なユーザーであれば、特にマーケティングを行わなくても、定着する傾向があります。そして、リスティング広告などで新たにキーワードを入札する際には、新規ターゲットに向けた戦略が大事になるわけです。
WEBマーケティングにおいてコンバージョン率UPを図るには、サイトのトップページの質を高める必要があります。サイトの質を高めるには、如何に商品やサービスに興味を持ってもらうかが問われることになります。その一つにブランド戦略があり、SNSなどを通じて評判を高めていく手法となります。但し、自社発信の色が強すぎると、ターゲット層が引いてしまうリスクがあるので、コアなユーザー層から拡散されるように誘導するのが効果的だと言えます。ブランド戦略のポイントとしては、自社の信用を如何に高めるかにあるので、サポート体制の充実など、アフターフォローの体制を整えておくことが大切です。また、競合する商用サイトが多種多様になっている場合、自社のサイトを差別化するかが肝心になります。
コンバージョン率UPを図る上では、アクション単価の視点も重要になります。実際の購買行動を起こす、質の高いユーザーが増えれば、利益率が上がることになります。確かに、定着型ユーザーであれば、質の良い商品やサービスに対しては、価格が高くなっても購買行動には大きな影響はありません。但し、新規ユーザーを開拓しなければ、価格上昇に伴う離反率の増加が、定着型ユーザーの購買額を上回ってしまいます。それ故、WEBマーケティングにおいては、コストパフォーマンスの損益分岐点を見据えつつ、販売戦略を立てていく事が大事になるわけです。そして、新規ユーザー獲得を見据えながら、商用サイトやホームページ制作を依頼する必要があると言えます。

コンバージョン率UPに影響する要因とは

ECサイトのコンバージョン率UPには、カートから決済完了までのページ遷移数を減らすことが大切です。手順が複雑になると、途中で決済を思いとどまる可能性が高まるからです。理想的には、一つのページで商品の紹介から決済まで行えることですが、現実的には極力それに近づける事が大切です。また、決済完了までのプロセスをビジュアル化することで、ユーザーに簡単なステップで決済ができると認識させられます。また、CTAボタンの配置場所や大きさ、そして色などもコンバージョン率に影響することが分かっているので、専門のノウハウを習得しておくことが重要だと言えます。さらに、ユーザーの中にはクレジットカードをネットで使うことに慎重な人が多いので、自社のECサイトが信頼性が高いことをアピールしておくことも肝心です。
ECサイトにおいてコンバージョン率UPを図るには、ユーザビリティを高めることが大事です。その為には、ショッピングカートに移ってからでも、買い物を続けられるようにする必要があります。それによって、ブラウザに戻った場合でも、カートの中身が削除されず残るわけです。また、買い物を継続するボタンは、購入ボタンと区別しておく必要があり、目立たない色にするのが良いと言えます。また、ポップアップの出し方も購買行動に影響するので、会員登録等をアピールしすぎない様にすることが大事です。先ずは、ユーザーに商品やサービスをじっくり選んでもらうことが肝心なので、それを妨げるポップアップにならないようにすることです。それ故、会員登録のステップとしては、決済の直前に配するのが適切なタイミングだと言えます。
ECサイトの売り上げを伸ばすには、コンバージョン率UPが欠かせませんが、一人当たりの単価を上げる事も重要になります。その為には、ユーザーの求める商品やサービスに特化したサイトのページを用意する事も肝心です。他の商品と混在すると専門性が薄れるので、サイトの価値の低減を招く恐れがあるからです。一ジャンルで詳しく商品を説明することで、多少値が張る商品でも、手を出しやすくなるわけです。そして、何よりもユーザー目線に立って、不明な点を何時でも問い合わせられる体制を整えておく必要があります。連絡先に関しても、メールアドレス以外に電話番号を載せることで、ユーザーに安心感を与えられます。そうした安心感が、購買行動にとって何よりも重要になるわけです。

コンバージョン率UPを意識して、ライブチャットを採用

ホームページの制作をWEB制作会社に依頼する際には、単に価格だけをみてできるだけ安くホームページを制作しようと考えたり、過去のデザインの実績を見てみて、自社のサイトも似たいようなテイストにしたいと考えて選定することが大半を占めています。しかし、近年ではインターネット上でホームページにきたユーザーの動きなどのデータを簡単に手に入れることができるようになってきたため、価格やデザインだけではなく、コンバージョン率UPの視点でもWEB制作会社を選定することをおすすめします。コンバージョン率UPは、知識やノウハウを持っているとともに、経験があれば、誰でも分析できることなので、選定時にしっかりと実績などを確認するのが良いです。しかも、ここ最近ではライブチャットを採用しているホームページが増加しています。その理由としては、ライブチャットをできるようにすることで、ユーザーがもつ疑問などをその場ですぐに解決することができ、ユーザーを満足させることができるためです。満足してもらえれば、そのままホームページ上で申し込みを行うなどしてコンバージョン率UPを直接つながっていきます。また、それらのライブチャットでのやり取りなどのデータを蓄積していくことで、ホームページのどの点に不満を持っており問い合わせをしたのかなどの情報を抽出することができるようになるため、それらの情報をさらにホームページの改善にフィードバックさせることができるのです。そうすることで、ホームページを次々とブラッシュアップさせることができます。また、それ以外にも、ユーザーのもつ潜在的なニーズの掘り起こしなどをすることもできるため、新たなに商品などの開発であったり、これまでとは異なった年齢層を狙っていくなど、新たなマーケティング戦略を立てることができるといったこともできてきます。そのため、ライブチャットは最近では流行りとなってきており、ライブチャットの運用などのノウハウであったり、実績を持っているWEB制作会社を選択するのが良いです。ホームページの制作は単なる趣味で行うものではありません。ビジネスが絡んでくるものですから、コンバージョン率を意識して、ホームページで利益を上げていくなど成果を上げていくといった意識を持って取り組んでいくべきと考えます。そのため、WEB制作会社と二人三脚で長期的に取り組んでいくようにするのが良いです。

コンテンツの評価を高めてコンバージョン率UPを実現する

今や、インターネット上のコンテンツの数は膨大で、同じような内容のコンテンツもごまんとあります。たとえば、「ダイエット」というテーマのコンテンツを検索してみると、ざっと100万件以上のコンテンツがヒットします。自身が運営するインターネットコンテンツにおいて、ダイエットに関する商品のコンバージョン率UPを実現するためには、【他のコンテンツよりも高く評価してもらうこと】が重要です。

「ダイエット」というテーマのコンテンツの中には、「筋トレ」「ランニング」「食事」「サプリメント」「美容整形」などのサブテーマが設定されています。もちろん、漠然とダイエットに関するコンテンツを掲載しているだけのランディングページもありますが、コンバージョン率UPを実現するためには【ピンポイントのコンテンツ設計】が効果的です。

「ダイエット、サプリメント」というテーマでコンテンツを作成していく場合であれば、そこからさらにターゲットを絞り込んでいくようにしましょう。「20代女性」「30代女性」「主婦」「ハイクラス家庭」など、的確なターゲッティングを行うことによって、ピンポイントで評価されるコンテンツを作成することができます。

収入状況によって、「なるべくお金を掛けずにできるダイエット法を知りたい」というニーズが多くなることもあれば、「お金や時間に糸目をつけない代わりに確実に効果が出るダイエット法を知りたい」というニーズが多くなることもあります。そのような状況であるにもかかわらず、誰にでも当てはまるようなコンテンツを作成していたのでは、効率良くアクション(コンバージョン)を得ることは難しくなります。

的確かつ質の高いコンテンツを作成することを意識していくと、そのコンテンツを見て納得した利用者から「口コミ」で評判が広がっていく可能性も高まります。おおむね、同じような収入(家計)状況の人たちは同じような話題を共有する傾向が強いため、その仕組みを上手に活用することを意識しておくと、低コストで大きな反応を得ることも可能です。

そして、単に情報や商品を認識するためだけのコンテンツで終わってしまうのではなく、最終的なアクション(購入)までを実現できるようなコンテンツを作ることも意識しましょう。せっかく価値のある情報を提供していたとしても、そこで得た情報を基に別のWEBサイトからアクションを起こされていたのでは、期待するコンバージョン率UPを実現することはできなくなってしまいます。

Webサイトのヘッドラインでコンバージョン率UPを目指そう

Webサイトを活用して商品を販売するのであれば、コンバージョン率UPを目指して取り組まなければなりません。ただ売りたい商品を与えるのではなく、売り方を工夫することが必須です。勝手に売れると考えることはNGなので、必ず訪問者がどう考え、どう行動するのかを考えることが大切になります。また、単純なWebサイトでは効果が薄く、いきなり商品販売するのもNGなので、段階を経て購入してもらうような流れを作ると良いでしょう。

まず、ホームページを活用し、そこで訪問者の興味を引くと良いです。ホームページで売りたい商品について、少しずつ情報開示し、さらに、それによってどう変化したのかを示すと良いでしょう。訪問者が思わず『欲しい!』と感じることが理想的なので、そこを文章や画像で表現すると良いです。コンバージョン率UPは、訪問者の感情に左右されるので、その感情をこちらでコントロールするような流れを生み出します。感情の起伏を大きくし、そのピークを見定めて商品を販売することが、コンバージョン率UPに繋がります。

商品販売専用ページは、必ずホームページとは別にWebサイトを構築し、そこで堂々と販売すると良いです。『今買わないと!』と思わせるために、ヘッドラインに気を引くタイトルを用意することがオススメになります。限定数の販売である、期間限定の販売である、本日限定で割引と特典付きなどを強調したタイトルであると、そのまま読み進めてくれます。読み進めていく過程にも心理的表現を組み込み、すぐに購入しようと行動してもらうようにしましょう。その方法は、ライティングしかないので、表現の仕方や書き方、見せ方に力を入れるようにしなければなりません。コンバージョン率UPは、細かい部分に気を配る必要があるので、『どうせ読まれないだろう』といった甘い考えは捨てましょう。

どうしてもコンバージョン率UPが見込めない場合、あるいは商品を購入してくれない場合は、専門会社に仕事を依頼すると良いでしょう。販売したい商品とセールスページの作成方法、入口となるホームページなどの制作をしてもらい、お金を稼ぐ流れを一取り構築してもらうことができます。ただし、コンバージョン率UPは保証されたものではないので、必ず信頼できる会社を選ぶようにしましょう。高ければ良いわけではないので、しっかり見極め、成果が上がると判断できた会社に仕事を依頼しましょう。

HPの作成と運営には、コンバージョン率UPとユニークコンバージョン数を意識するが良い

ホームページの作成とその先の運営などもあわせて検討している場合には、通常は複数のホームページ制作会社から選択するものです。ただし、とりあえず、ホームページ制作会社の規模であったり、これまでの実績で自社と同じような業界のホームページを作ってきたのかといったことや、価格が安いところで選んでしまう傾向があります。しかし、それだけで選ぶのではなく、コンバージョン率UPを視野にいれて選ぶべきです。ホームページ制作会社に依頼するということはもちろん費用が発生してしまうわけで、自分の自己満足のためのホームページを作るわけではありません。お客さんに問い合わせであったり注文をしてもらったりして、コンバージョン率UPさせることが目標になってくるため、どう運営していくかにも目を向けて、ホームページ制作会社にどれくらいのコンバージョン数があったかなどの実績を確認すると良いです。なお、1点注意点としては、ここでコンバージョン数というと全体の数をあげるホームページ制作会社もでてくるため、それがユニークコンバージョンなのかどうかも確認しておくことをおすすめします。同じユーザーが複数のコンバージョンを行い、それらを合計して、ただ見せかけの数字が多くなるのと、重複するユーザーはカウントせずに出されたユニークコンバージョン数では全く成果の見え方が変わってきます。そのため、ユニークコンバージョンなのかどうかまで確認すると良いです。さらに、近年は、パソコンからアクセスされるよりも、スマートフォンからアクセスされるホームページが増えてきています。そのため、ユーザビリティについても気を使っているホームページ制作会社が良いです。例えば、パソコンからだとクリックしやすいページであっても、スマートフォンからみた際には、ボタンが小さくて押しにくいといった場合があります。これではスマートフォンを使っているユーザーにとっては使いにくく、せっかくホームページを訪れたとしても、すぐに離脱してしまう可能性があります。離脱してしまえば、コンバージョン率UPにはつながらず、逆に足を引っ張ってしまうような要素にもなってしまいます。そのため、ホームページ制作会社の過去の実績を確認する場合には、パソコンからのページのイメージを確認するだけではなく、スマートフォンからのページのイメージもあわせて確認することをおすすめします。そうすれば、ホームページの制作だけではなく、その後の運営においてもうまくいくことが予想されます。

コンバージョン率UPには「サイトデザインの最適化」も重要

初めて訪問したWEBサイトを開いた時、まず最初に「見づらいWEBサイトだ」と感じたとすると、以降は積極的にコンテンツを利用しようと思うことは減ってしまいます。もし仮に、非常に見づらいデザインのWEBサイトだったとしても、そこにあるコンテンツが非常に優秀なものだったとすれば、「我慢をして」利用する人はいるでしょう。しかし、デザインもコンテンツも十分なクオリティではなかったとすれば、その状態で期待する成果を上げることは困難です。

逆に、コンテンツ自体の質はそれほど高いものではなかったとしても、見やすく使いやすいWEBサイトだったとすれば、継続的にコンテンツを利用してもらえる可能性があります。多くのユーザーのニーズにマッチしているコンテンツを配信し続けているWEBサイト、唯一無二のコンテンツを配信しているWEBサイトなどは、ユーザビリティの改善など考えなくとも、常に一定の需要を維持し続けることもできます。

ただし、それはあくまでも「付加価値」があるためです。もし、もっと良いWEBサイトだと感じるものが見つかったとすれば、利用者の多くはすぐにそちらに移ってしまいます。中には、慣れ親しんだWEBサイトだという理由で使い続けてくれる人もいるでしょうが、顧客としての絶対数を唯一無二の存在だった時と同じ水準で維持し続けることはほぼ不可能です。

つまり、コンバージョン率UPを実現するためには、常にユーザーが求めているコンテンツを配信し続けることが必要だということです。また、多くのユーザーが「使いやすい」「見やすい」と感じることができるサイトデザインを構築していくことも必要で、常にたゆまぬ努力をしてユーザーのニーズに応えようとしているWEBサイト、コンテンツだけが期待するようなコンバージョン率UPを実現できます。

コンバージョン率UPを目的としてランディングページのサイトデザインを考えるときには、「購買心理」を意識してマッピングしていく方法がおすすめです。たとえば、消費者が購買行動を起こすためのプロセスのうち、まず必要なことは「商品の認知」です。商品を認知したことで「興味」が湧き、興味によって商品のことを調べる様になり「欲しい」と感じる様になります。

欲しいと感じるようになると、最終的に自分がその商品を手に入れた時にどのような変化が起こるのかを「想像」し、その想像で期待するだけの満足を得られそうだと思えば「購入」に至ります。